はじめに
全国でアダルト配信に関する風営法届出を行っている、行政書士の佐藤七星（さとうななせ）です！
近年、成人向けのアダルトファンクラブサイトを開設する、インフルエンサーの方が増加しています。
今回はアダルトファンクラブサイトを開設する際に必要な、風営法届出について解説をします！
☆☆☆このような場合に読んでいただいてます☆☆☆
・これからファンクラブサイトを開設しようと思っている
・ファンクラブの営業にあたっての注意点を知りたい
・アダルト配信と風営法の関係を知りたい
・映像送信型性風俗特殊営業について詳しく知りたい
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律 参照：e-gov
風営法届出の必要性
まずは、ファンクラブサイトの配信内容にアダルトコンテンツが含まれるのかで、風営法届出（映像送信型性風俗特殊営業）の必要性が決まります。
この法律において「映像送信型性風俗特殊営業」とは、専ら、性的好奇心をそそるため性的な行為を表す場面又は衣服を脱いだ人の姿態の映像を見せる営業で、電気通信設備を用いてその客に当該映像を伝達すること（放送又は有線放送に該当するものを除く。）により営むものをいう。
e-gov:風俗営業法
難しい言い回しですが、簡単に言うと、ネット上で見ている人を性的に興奮させたり、服を脱いだりする画像や動画を配信することが、映像送信型性風俗特殊営業に該当するとされています。
どこからがアダルト配信？
風営法に明確な規定はありませんが、配信内容に２割くらいHなものが含まれていると、映像送信型性風俗特殊営業に該当すると考えられます。
具体的な例で言うと
◎露出の激しい水着や衣装の写真や動画
◎性的な行為を想像させるような写真や動画
◎全体的にみてアダルトコンテンツと判断できるもの
などになります。
もちろん、裸や性行為の写真や動画は「映像送信型性風俗特殊営業」に該当しますので、風営法の届出が必要です。
myfansでは義務化
2024年7月5日にｍyfansより公式にクリエイターへ個人単位での、映像送信型性風俗特殊営業の届出の義務化を発表しました。
今までmyfansなどのアダルトコンテンツ配信サイトでは、届出は義務という見解はありませんでしたが、各個人で届出は必要との見解になりました。
myfansの発表により、fantiaやOnlyfansなどの類似サイトでも同様に届出は必要となります。
映像送信型性風俗特殊営業について 参照：myfans公式ホームページ
海外にサーバーがあっても同じ
Stripchat・DXLIVE・Fancentoro・Onlyfans・FC2など、海外の会社が運営し、サーバーも国外にある場合であっても、日本国内で配信を行う場合には、日本の法律が適用されます。
海外サイトで配信する場合でも、風営法の届出は行う必要がありますので注意してください。
届出が必要と考えられるサイト例
下記のサイトで配信をする場合には、基本的に「映像送信型性風俗特殊営業」の届出が必要です。
★映像送信型性風俗特殊営業の届出対象サイト★
・FANTUBE
・Myfans
・Fantia
・CandFans
・Fancha
・Fansly
・Onlyfans
・FC2
・Pornhub
・Stripchat
・Fancentoro
・DXLIVE
・FANZAライブ
・チェリーライブ
などの、該当・類似しているサイトが対象です。
届出時の注意点
映像送信型性風俗特殊営業の届出は、配信（営業）を始める１０日前までに、事務所の所在地を管轄する警察署で届出を完了する必要があります。
また、届出は１回行えば良いわけではなく、運用するアカウントごと（URL毎）に届出を行います。
届出をしないで配信してしまった
最近では「風営法の届出の必要性を知らないで配信をしてしまったけど、今からでも届出できますか？」という内容のご相談が多いです。
配信後の届出は可能ではありますが、追加書類の提出や事前相談が求められることが多いです。
最後に
風営法の届出を自分自身で行うことは可能ですが、平日に何度も役所に行ったり、書類作成に時間が取れないなどハードルが高いです。
また、風営法の手続きは警察署で厳しく審査され、書類に不備があると後日再提出することになります。
書類作成や警察署での手続きに不安がある方は、専門家に相談することを検討してください。
弊所ではファンクラブサイト開設に必要な、風営法届出を専門に一括サポートを行っています。
届出に必要な、風営レンタルオフィス紹介～警察署での手続きまで、丸投げでサポートが可能です。
アダルトコンテンツ配信や風営法に関するお困り事は、お気軽にご相談ください！
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