
はじめに

アダルト配信を専門に、全国で風営法届出をお手伝いしている行政書士の佐藤七星です!
アダルト配信(同人AV投稿・ライブチャット配信など)を法人で始めたい、あるいは個人事業から法人化したいという方から、会社設立に関するご相談をいただくことが増えています。
アダルト配信事業の会社設立は、一般的な会社設立と基本的な流れは同じですが、設立後に映像送信型性風俗特殊営業の届出を控えている点で、いくつか注意すべきポイントがあります。
この記事では、アダルト配信事業のための会社設立の流れと注意点を、風営法の届出とあわせて解説します。
会社設立の基本的な流れ

アダルト配信事業の会社設立も、手続きの流れ自体は一般的な会社設立と変わりません。次のステップで進みます。
1. 会社の基本事項を決める
商号(会社名)、本店所在地、事業目的、資本金、役員などの基本事項を決定します。アダルト配信事業では、このうち事業目的の書き方に注意が必要です。
2. 定款を作成する
決定した基本事項をもとに定款を作成します。株式会社の場合は、作成した定款を公証役場で認証してもらう必要があります(合同会社の場合は認証不要です)。
3. 資本金を払い込む
発起人の口座に資本金を払い込みます。
4. 登記申請をする
法務局へ設立登記を申請します。申請日が会社の設立日となります。登記が完了すれば、会社が正式に成立します。
弊所では電子定款に対応しており、紙の定款で発生する収入印紙代4万円がかかりません。通常よりもコストを抑えて会社を設立することが可能です。
事業目的の書き方に注意が必要
アダルト配信事業で会社を設立する際、意外と見落とされがちなのが事業目的の書き方です。
会社の事業目的は登記事項として一般に公開されます。そのため、事業内容をそのままストレートに記載してしまうと、その後の法人口座の開設などの場面で影響が出るケースがあります。
一方で、実際に行う事業や風営法の届出との整合性も考えておく必要があり、事業目的は「公開されること」と「届出との整合」の両方に配慮して決めることが大切です。
このバランスを踏まえた事業目的の設定には、アダルト配信事業ならではのノウハウが必要になります。
弊所では、アダルト配信の届出実績で培った知見をもとに、設立後の届出や事業運営に支障が出ないかたちでの事業目的の設計をサポートしています。「どう書けばいいかわからない」という方は、設立の段階からご相談ください。
会社設立と風営法の届出はどっちが先?

アダルト配信を法人で始める場合、「会社設立」と「映像送信型性風俗特殊営業の届出」の2つの手続きが必要になります。個人から法人化する場合は、廃止届の手続きも追加で必要です。
順番としては、まず会社を設立し、その後に映像送信型性風俗特殊営業の届出を行う流れになります。
映像送信型性風俗特殊営業の届出は、届出書に会社の情報を記載し、法人の登記事項証明書などを添付します。会社が成立していないと法人としての届出はできません。
また、届出には営業の本拠となる事務所が必要です。賃貸物件では届出ができないケースが多いため、持ち家やご実家を事務所にできない場合は、風営法の届出に対応したレンタルオフィスを利用します。会社設立の際の本店所在地と、届出に使う事務所をどう設定するかもあわせて考えておくと、手続きがスムーズです。
法人設立から届出完了までをまとめて進めたい場合は、設立と届出の両方に対応している弊所にご相談いただくことで、一つの窓口で手続きを完結可能です。
個人で届出をしている場合は?

既に個人事業主として映像送信型性風俗特殊営業の届出をしていて、これから法人化するという場合は、個人の届出の廃止届と法人での新たな開始届の2つの手続きが必要になります。
個人で複数のアカウントを届出している場合、その件数分手続きが必要です。
この個人から法人への切り替えには、営業できない空白期間が生じないよう手続きの順番に注意するなど、いくつかのポイントがあります。詳しくは別の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
アダルト配信事業を法人化するメリット

アダルト配信を個人事業ではなく法人で行うことには、いくつかのメリットがあります。
取引や契約を法人名義で行える
アダルトプラットフォームやライバー事務所・代理店との取引、事務所(レンタルオフィス)の契約などを、個人名ではなく法人名義で行えます。事業として展開していくうえで、法人名義の方が信用を得やすい場面があります。
事業規模の拡大を見据えやすい
自分ひとりの配信にとどまらず、ライバー事務所や配信者の代理店を運営していくような場合、法人であることが前提となるケースもあります。将来的に事業を大きくしていきたい方は、早い段階で法人化しておくことで動きやすくなります。
プライバシー面での配慮
法人で契約や届出を行うことで、各種手続きの名義を法人にできます。個人名を表に出したくないという方にとっては、法人化が一つの選択肢になります。
一方で、法人化には設立の手続きやコストがかかり、個人事業とは異なる運営上の負担が生じます。個人事業と法人のどちらが適しているかは、事業の規模や今後の展望をふまえて検討する必要があります。
まとめ

アダルト配信事業の会社設立は、手続きの流れ自体は一般的な会社設立と同じですが、事業目的の書き方や、設立後に控える映像送信型性風俗特殊営業の届出との兼ね合いなど、アダルト配信ならではの注意点があります。
弊所では、アダルト配信事業の会社設立から届出まで、まとめて対応しています。設立だけ・届出だけの事務所と違い、法人設立から配信開始までの手続きを丸ごとお任せいただけます。設立後の税務については、提携する税理士のご紹介も可能です。
「法人で始めたいけど何から手をつければいいかわからない」「個人事業から法人化したい」という方は、お気軽にご相談ください!
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